中学校の健康シリーズ「生活のリズム」その1 [内田洋行]

3・11大震災で中断していましたブログを再開いたします。
震災により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興がなされますことをお祈り申し上げます。

先月の大震災の日以来、心の底で呆然とした日々を送ってきました。
あらゆるものを凌駕する、圧倒的な自然の力を見せつけられ、自らの趣味の世界のブログなどにかかわりあっているより他にもっとやるべきことがあるんじゃないだろうか・・・と自問する日々でした。
そんな状況にも、情報交流掲示板の方では、笑福亭Snoopyさんやとんち番町さん、ルブリョフさんたちが昔を回顧する貴重な画像を投稿して盛り上げてくださっていて、それを横目で見つつもまだ再開することに後ろめたさのようなものを感じて反応できずにいました。
ですが、やはりそういった映像を見ていて救われる思いもあり、微力ながら自分もそういう救いになれればという思いで今回ここに再開するに至りました。

とはいえ、まだ震災の余波さめやらぬ状況で頻繁な更新とは相成りませんが、どうかご容赦の程を。



さて今回ご紹介する映像は、「内田洋行」という教材の総合商社から発売されていた中学校向け保健体育ビデオシリーズ「中学生の健康シリーズ 全5巻」から第5巻「生活のリズム」です。
ちなみに他のラインナップは「よい姿勢」「勉強部屋の環境」「調和のとれた食事」「健康診断」となっておりますが未見です。

chuhakusei_no_kenko.jpg
前半部分で、睡眠不足に陥りがちな中学生に対して睡眠の必要性を説明するシーンが続きます。
そしてナレーションが
「ただし、中学生は睡眠だけを取っていればよいわけではない。運動が必要なのである」
と説明する中、グラウンドでハードルの練習をする女子中学生たちのシーンに切り替わります。
hdl001.JPG

hdl002.JPGhdl003.jpg
カメラは正面から、こちらに向かってハードルを飛び越えて走ってくる生徒たちの姿を捉えます。

hdl004.JPGhdl005.JPGhdl006.JPG
hdl007.jpghdl008.JPG
何人か並走しているのですが、そのうちのひとつのレーンだけがカメラの注目にさらされている状態です。

hdl009.JPGhdl010.JPGhdl011.JPG
hdl012.JPGhdl013.JPGhdl014.jpg
白いハチマキをした生徒さんが走ってくるのを、カメラは正面から捉えています。この生徒さんの姿は、実はこのビデオを掲載した内田洋行のカタログ写真にもなっています。

hdl015.JPGhdl016.JPG
後半の方になると、明らかに「今、カメラが私を撮影してるわ」という意識が、そのにこやかな表情に表れています。

hdl017.jpghdl018.jpg
最後は「やっと終わった~」という感じで走り終えて去っていきます。
この映像の後、唐突に画面は鶴嘴を振り上げる労働者の写真に切り替わり、「人間の一日に必要なエネルギーは・・・」というナレーションの声で現実に引き戻されます。

この一連のハードルのシーンは、どうやら別のビデオ作品にも使い回しされているようですが、未確認です。

なおこのビデオには他にもいくつかシーンがありますので、続きはまた別の機会にご紹介したいと思います。

nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

笑福亭Snoopy

管理人様、お疲れ様です。
本館の再開に、心から祝辞を送らせていただきます。
今回の大震災の、尋常ではない被害状況を見るに、日常生活の些細な出来事すら後ろめたく思ってしまう部分も無きにしも非ずですが、以前と変わらず楽しく懐かしい時代を懐古することで、エネルギーが湧くということも有り得るかも知れません。
私も一参加者として、また色々と協力させていただきたいと思います。

さて内田洋行がこういうビデオを出していたとは、ビックリしました!
運動の大切さを説くにしても、それが女子中学生のハードル場面でなきゃいけないようには思えず(笑)
企画立案者の個人的趣味なんでしょうか?!
もっとも我々には、楽しい一場面となっておりますけどね(笑)
by 笑福亭Snoopy (2011-04-29 13:51) 

Sei

笑福亭Snoopyさま
早速のコメント、有難うございます。貴殿には、情報交流掲示板の方でも大変にお世話になりました。改めて感謝申上げます。

内田洋行は、隠れたヒットメーカーです。保健体育という、如何にもありそうな教科はもちろん、理科第二分野などという一見関係なさそうな教科のビデオにもいろいろと見所が施されておりました。
企画立案者の趣味などというものではなく、現役中高生の最も輝いているシーンを集めたら自然とこうなった、というところが真相でしょう。

次回も書きますので、ご笑覧の程どうかよろしくお願いします。
by Sei (2011-04-29 18:18) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0