おもいっきり中学時代「青春「部活」動」

中学生の部活動の先輩・後輩をテーマにした回です。
1986年放映。

以前「ああ苦しみの部活動」の回を取り上げましたが、NHK教育の「思いっきり中学時代」は、中学生の生活にまつわる悩みや疑問をクリアにしていくという番組でした。
部活動は、人間関係を軸とした悩みに直面することの多い場面のため、この番組でもたびたび取り上げられています。


下級生である１・２年生たちは、部活の道具の準備など雑用がまわってきます。
バレーボール部の２年生がネットを運んでいます。「下級生はつらいよ！」と友人に声をかけられています。


今回のモデルは、埼玉県蕨市立第一中学校のみなさんです。


「理想的な上級生って？」というレポーターの問いかけに、「思いやりがあってやさしい人！」と答える下級生たち。「そんな理想的な上級生っているのかな？」に「いるー！」と言いながら、後方を指差します。



バスケット部のキャプテンナンバー「４」のビブスをつけた、高根先輩がその「理想的な上級生」です。



バスケットの練習に励む生徒のみなさんが、ローアングルのカメラで捉えられています。


高根先輩は、突然練習を中断して、一人の下級生のところに駆け寄ってきます。


高根「XXさん、顔色悪いけど大丈夫？」
下級生「いえ、大丈夫です」
高根「帰ったほうがいいよ！いいよねみんな！」
みんな「いいでーす！」
この寸劇が、素人なのでせりふ回しがものすごくわざとらしく、可笑しいです。
高根先輩はカメラを意識してか、ずっと体操服の下端を下に引っ張り下げています。


練習再開。顔色の悪かった下級生は、自宅に強制送還となりました。
下級生「なんて天使のような先輩だろう・・・」

実に面白い寸劇でした。