中学校特別シリーズ「体育教室」平均台運動(その3) [NHK教育]
「体育教室」平均台運動の回から、ターンの練習風景です。
前回の歩行と走行の練習に続き、今回は平均台運動のターンの練習の様子をご紹介します。
筑波大学体操部のモデルの模範演技のあと、指導の先生の「それでは、岩瀬さんからやってみましょう」という声で、トップバッターの岩瀬さんが平均台に上がります。
先生に「もっと振り上げを強くして」と言われますが、岩瀬さんは落下を恐れて動きが硬く小さくなり、あまり良いターンができません。
「ターンの軸が安定しませんね」と先生に言われ、台を降ります。
次の生徒さんは末広さんです。先生みずからターンの模範を見せながら、「胸を張って、できるだけ大きく、胸を反って」と指導されます。
カメラは、平均台の横から末広さんの脚の動きを捉えます。
先生は「もっと振り上げを、強くして」と指導しますが、岩瀬さん同様、動きが小さくなってしまいます。
「片足で、爪先立ちになって、伸び上がるようにターンして」先生の指導は続きますが、なかなかうまくできません。
「もう少しですな」と先生に言われ、台を降ります。
「歩きながら、振り上げてすぐターンしてください。はい、広江さん」
先生の言葉と共に台に上がるのは広江さんです。
先生の「1、2、3」の声に合わせて勢いよくターンしますが、左足から落下してしまいます。体育模範生の広江さんにしては珍しい失敗のシーンです。
しかし先生は「そうそう、今の感じでいいですよ。ぐっと我慢して!」と鼓舞します。気を取り直して2回目の試技に向かう広江さん。
カメラは広江さんの足を正面からアップで映し出します。
「1、2、3」の掛け声と共に綺麗なつま先立ちでターンし、今度は成功します。
「そうそうそう!今までの中で、一番いいですね」と褒める先生。
今度はカメラは広江さんの全身を映し出します。
「1、2、3」の掛け声と共にターンする広江さんは、胸を反らし、体重を軸足に乗せて安定した演技ができました。
広江さんに続いて野村さんがターンの演技に臨みます。
軸足が安定せず、バランスを失いかけて苦戦します。
先生の声に励まされながら、ターンの3回目のターンは上手く出来ました。
順番待ちの生徒たちが、床に置いた板の上でターンの練習をしています。平均台では、待ち時間が長くなる傾向があるので、こういった練習で時間を有効に使うことが必要です。
次に演技をするのは堀さん。彼女も広江さん同様、体育の模範演技ができる生徒ですが、彼女のターンは前傾姿勢になってしまい綺麗ではありません。
カメラは横からのアップで堀さんのターンの過程を映し出しています。
先生は、モデルの筑波大学体操部員を呼び、堀さんの目の前で模範演技を見せます。
大学生の演技を注視する堀さん。
模範演技を見て、再び台に上がる堀さん。
先生たちに見守られながらターンをする堀さん。前よりだいぶ良くなりましたが、まだあまり洗練されたターンには至りませんでした。
次回は、ポーズの練習をご紹介します。
前回の歩行と走行の練習に続き、今回は平均台運動のターンの練習の様子をご紹介します。
筑波大学体操部のモデルの模範演技のあと、指導の先生の「それでは、岩瀬さんからやってみましょう」という声で、トップバッターの岩瀬さんが平均台に上がります。
先生に「もっと振り上げを強くして」と言われますが、岩瀬さんは落下を恐れて動きが硬く小さくなり、あまり良いターンができません。
「ターンの軸が安定しませんね」と先生に言われ、台を降ります。
次の生徒さんは末広さんです。先生みずからターンの模範を見せながら、「胸を張って、できるだけ大きく、胸を反って」と指導されます。
カメラは、平均台の横から末広さんの脚の動きを捉えます。
先生は「もっと振り上げを、強くして」と指導しますが、岩瀬さん同様、動きが小さくなってしまいます。
「片足で、爪先立ちになって、伸び上がるようにターンして」先生の指導は続きますが、なかなかうまくできません。
「もう少しですな」と先生に言われ、台を降ります。
「歩きながら、振り上げてすぐターンしてください。はい、広江さん」
先生の言葉と共に台に上がるのは広江さんです。
先生の「1、2、3」の声に合わせて勢いよくターンしますが、左足から落下してしまいます。体育模範生の広江さんにしては珍しい失敗のシーンです。
しかし先生は「そうそう、今の感じでいいですよ。ぐっと我慢して!」と鼓舞します。気を取り直して2回目の試技に向かう広江さん。
カメラは広江さんの足を正面からアップで映し出します。
「1、2、3」の掛け声と共に綺麗なつま先立ちでターンし、今度は成功します。
「そうそうそう!今までの中で、一番いいですね」と褒める先生。
今度はカメラは広江さんの全身を映し出します。
「1、2、3」の掛け声と共にターンする広江さんは、胸を反らし、体重を軸足に乗せて安定した演技ができました。
広江さんに続いて野村さんがターンの演技に臨みます。
軸足が安定せず、バランスを失いかけて苦戦します。
先生の声に励まされながら、ターンの3回目のターンは上手く出来ました。
順番待ちの生徒たちが、床に置いた板の上でターンの練習をしています。平均台では、待ち時間が長くなる傾向があるので、こういった練習で時間を有効に使うことが必要です。
次に演技をするのは堀さん。彼女も広江さん同様、体育の模範演技ができる生徒ですが、彼女のターンは前傾姿勢になってしまい綺麗ではありません。
カメラは横からのアップで堀さんのターンの過程を映し出しています。
先生は、モデルの筑波大学体操部員を呼び、堀さんの目の前で模範演技を見せます。
大学生の演技を注視する堀さん。
模範演技を見て、再び台に上がる堀さん。
先生たちに見守られながらターンをする堀さん。前よりだいぶ良くなりましたが、まだあまり洗練されたターンには至りませんでした。
次回は、ポーズの練習をご紹介します。
2012-01-21 05:00
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コメント(8)
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今回は、なかなか興味深いシーンばかりですね。
失敗をおそれて、演技が小さくなってしまった岩瀬さん。
なかなか体の軸が安定しない末広さん。
思い切って演技をして、失敗してしまったけど先生にほめられた広江さん。
ふだんは優秀だけどうまくターンができなかった堀さん。
それぞれの個性を感じさせてくれます。
by トドラー (2012-01-21 14:38)
歩くのについで一番基本中の基本の立ってのターンは最初にやる中の
一つですが、マットも敷いているのに平均台から落ちるのが怖いと演技も
小さくなる人もいればマットに落ちてもいいから思い切って大胆に演技して
いるのもいたりと人それぞれ平均台の怖さがここでもろに出るんですよね。
基本中の基本のここを克服しないと高い台なんかとても上がれませんから
必死こいて練習する必要もあるわけですし。
学研の方にあるしゃがんでのターンもありますが、立つ方が断然難しい。
今みたいに高い台と同じ台で床置き式の低台タイプでないのも難しさを
上げています。
by konata (2012-01-22 08:16)
広江さんのように、失敗を恐れずにチャレンジすることが成功の鍵、ということなんですね。
岩瀬さん、末広さんたちに比べ、よく見ると広江さんは体操服が演技のあとでは少しめくれ上がっていて、運動の激しさを物語っているように思えます。
平均台運動は、人によって静かな運動にもなりうるし、激しい運動にもなる、という好例ですな。
by ゼッケンファン (2012-01-22 10:33)
広江さんも堀さんも、ターンの度に軸足(右足)側の体操服がめくれあがってますね。
体の動きから、体操服のめくれあがり方に一定の法則があるみたいです
by 毒男 (2012-01-26 22:08)
トドラーさま
コメントありがとうございます。全員が全員、模範演技ができる技量でないところがこの番組のよいところであり、当時TVで視聴した生徒たちにとっても親近感を感じさせて「ライブな雰囲気」が味わえたのではないでしょうか。
by Sei (2012-01-29 07:53)
konataさま
指導者の視点からの解説、ありがとうございます
低い台でも、やはり落下は恐いでしょう。まして高い台では、足がすくんでしまう生徒も多かったと想像いたします。
次々回ぐらいに高い台の演技が出てきます。
by Sei (2012-01-29 07:55)
ゼッケンファン さま
平均台という、一見おとなしい種目でも、人によって激しい運動になるものだと思います。
体操服の乱れも真剣さの表れといったところでしょうか。
by Sei (2012-01-29 07:57)
毒男さま
仔細な観察、ありがとうございます。
やはりターンだと、軸足を中心に、両腕を上げて伸び上がるような姿勢で行うので、シャツを出していると体操服の裾がめくれあがるのも道理だと思われます。
by Sei (2012-01-29 07:58)