NHKビデオ教材「跳び箱運動」(1) [内田洋行]

内田洋行が発行した、NHKビデオ教材「跳び箱運動」の腕立て閉脚跳びです。

以前「平均台運動」でもご紹介しましたが、NHK中学校特別シリーズ「体育教室」は、多少の編集を加えて単元毎のビデオ教材となり、内田洋行から発売されていました。
今日はその中から「跳び箱運動」の前半の部分です。

女子は腕立て閉脚跳び、男子は腕立て水平閉脚跳びを20分の放送時間の中で練習していました。



モデルの大学生の模範演技のあと、生徒たちが次々に腕立て閉脚跳びを行っていく場面です。



踏み切り板の前で助走のスピードが遅くなる、手の突き放しが弱い、等の課題が明らかになってきました。
これに対処する練習方法は、次回で解説します。

余談ですが、この動画をPCにヘッドホンを挿して仔細に音声を聞いてみました。
時折地下鉄の走行音が聞こえたりと、かなりノイズも拾っています。その中で、
男子生徒たちのざわざわした音がかすかに聞き取れます。どうやら、女子が撮影中の時
男子たちは休憩モードになり、カメラの死角(手前側)の方で女子の演技をギャラリーとして見ていたようです。
新たな?発見でした。
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とおりすがり

音声はノーマークでした。
耳を凝らして聞いてみると、収録の際の雰囲気が伝わってきますね。
TV局のスタッフがノイズを発するとは思えないので、同時に収録に参加していた男子生徒たちの声でしょうね。
カメラだけでなく男子の注目する目の前で演技をした女子生徒たちは、さぞ緊張したことでしょう。

by とおりすがり (2013-08-10 21:54) 

mu

最初に模範演技するモデルの金山さんと福田さんが素足で生徒全員も素足かな
と思っていたら、全員シューズを履いてるあたりがいいですね。
着地がセーフティーマットなので跳び箱や着地が慣れてない生徒だと滑るからかな?。
着地がセーフティーマットなので体操マットで着地したようなマット独特な音と
空気が抜ける様なボンっと言う音をしているのもいるようです。
スローやコマ送りしながらだとわかりますが、セーフティーマット自体の
横にメッシュらしいのはあってもウレタンの空気の抜けが悪いのか、
着地でマットに足をズブッと食い込ませると表面の白い布が風船みたいに
ふあっと膨らんでます。
特にモデルの2人の着地ではマットが豪快にめくれ上がって食い込み、布が風船みたいに
膨らんで表面のしわが戻っていて、しわになっているのは着地した所と
マットに下りる際の歩いた痕だけで次の人が着地するとまた膨らんで表面の
しわが直ってまた踏みつけたり歩いた痕だけ残るの繰り返しで、いつまでも
前の人が着地で踏みつけた痕が残ってませんでした。
モデルの1人目が着地でマットがめくれ上がった時を見ると、セーフティーマットの
下に体操マットを敷いてあったのが直ぐわかりました。
しかしモデルと生徒たちとを比べると、足の上げ方突き放し方全然違うのが歴然ですね。
広江さんの名前がなかったようですが。
by mu (2013-08-11 05:41) 

Sei

とおりすがりさん
コメントありがとうございます。

そういった状況証拠から推論すると、
・マット運動、跳び箱運動は男女同日に撮影
・鉄棒運動は男子だけで別の日に撮影
・平均台運動は女子だけでやはり別の日
と、最低3日(おそらく4日)かけて、練習~撮影~休憩を
実施したのではないかと考えられます。
一日で男女とも全部のカリキュラムを収録するのは難しかったことでしょう。

by Sei (2013-08-11 07:26) 

Sei

muさん
コメントありがとうございます。

模範演技をする女子大学生は、全篇を通じて(トゥシューズでもなく)裸足で演技しています。
一方、男子側の模範演技をする男子大学生も出演しているのですが、こちらは体操用の長いタイツで足を覆っています。
生徒のみなさんは、撮影が冬場だったこともあり、マット運動と跳び箱運動では体育館シューズを履いて演技に臨んでいますね。
平均台運動だけは、シューズを履いた方が足の感覚がわからなくなるため、裸足になっています。

跳び箱運動で使用したセーフティーマットが平均台運動(特に、高い平均台の着地点)に使われなかった理由は謎ですが、生徒たちが高度な技で平均台から降りることを想定していなかったからなのかもしれません。

広江さんをはじめ、スキルレベルの高い生徒さんの演技は前半では出てきません。順番待ちの列の中にかろうじて姿を確認できる程度です。
by Sei (2013-08-11 07:33) 

mu

女子用の体操競技用のシューズは正しくはトゥシューズではなく、ジムシューズという名で
市販されていて、素足が当たり前になっても練習やジュニア等でまだ需要があるのか
なくならずまだ作り続けているようです。
平均台運動で高さ1.2mの高い平均台でセーフティーマットを敷かないのは生徒は
誰も普通の跳び下り系だけしかしないだろうということで体操マットを折り曲げて重ねただけで
十分という考えがいたのでしょうけど、見事に広江さんが大学生が下り方でも実演しなかった
ロンダード下りで裏切ってしまったんですからね。
事前な申し合わせはないで広江さんはもうこの下り方やるつもりだったのでしょうね。
仮に捻らないで下りる側方倒立回転下りという下り方でも大学生らすら実演してませんが十分高度技。
広江さんがおそらくこういう下り方をしなかったら大学生の模範演技の福田さんが台の横で
広江さんのやった下り方をやるつもりだったんではないかと推測。最後の金山さんが
宙返りで下りる予定でいたのだろうと思います。でなきゃ下り方の練習後に着地箇所の
マットを直す(下り方実演や広江さんが下りた時に出しっぱなしだったマットの耳がキチンと
入れられている)ことはしないでもう1枚重ねるか上に跳び箱運動同様のセーフティーマットを
敷いて金山さんはそこに着地したのではないかと思います。
by mu (2013-08-11 19:39) 

mu

参考までに現在の体操シューズ。主に新体操用の需要のようです。
http://www.ponparemall.com/search/?keywordAnd=%e4%bd%93%e6%93%8d%e3%82%b7%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%ba&vos=evpvppm5004x0716323
by mu (2013-08-11 19:46) 

ルーザー

横槍失礼します。ルーザーです。
セーフティマットについてのあくまでも私見を述べたいと思います。
W野村さんの降り方は派手さは無いですが、最高到達点が最も高くなる一番靭帯に悪い降り方です。
だから教科書とかでも高い台というだけでセーフティマットが敷かれているはずです。
自分でイメージしても台の上から更にジャンプして降りるのは嫌ですわ。
広江さんの降り方は回転しているので下半身は落ちていますが、
上半身が上がって行っているので重力が相殺するような形になっているんです。
例えば地上でハンドスプリングをした時、足の上がった高さから飛び降りる程の衝撃は無いでしょう。
ジャンプはしていないので、衝撃度で言えば台の高さから落ちる分+αと言ったところですかね。
muさんを含め広江さんがあそこまでの技をやると思っていなかったからセーフティマットを敷かなかったという見方を何度か目にしましたが、それはテレビの常識からして考えにくいし、本来は難易度関係無しに敷くべきなので、ちょっと違うのかなと思っています。

じゃあなんで敷かなかったかというと、跳び箱と同じ時間に練習していたからマットが無く、あの形で徐々に馴らして行ったとか。
高い平均台は選ばれし者だけ練習すればいいですが、跳び箱はヘボい子もやらされますからね。
それか先生たちが本当にあれでいいと思っていたか。
まあ真相は解りませんし私も自分が正しいと思っている訳ではないので、おかしいと思う所があれば反論してください。

最後に、着地の衝撃はW野村さんの方が大きいと言っただけで、広江さんの難易度は普通の女子中学生では考えられないレベルだというのは揺るぎませんよ。
by ルーザー (2013-08-13 23:36) 

mu

確かにルーサーさんの言う通り野村さん2人の下り方は危なっかしい。
膝を使いながら抑えててるようにも見えるんですが、最後の模範演技での
金山さんと違いただ膝を踏ん張りつけてるだけで、これでは下手したら
完璧に膝の靭帯やっちゃうでしょうね。
広江さんの下り方でもそう見えるんですが、最後の模範演技での金山さんみたいに
やってるだけでなくバウンドと言うよりわざと後ろに跳んで衝撃を抑えてた
のではないかと思われる。
仮に平均台運動でも跳び箱運動と同じようにセーフティーマットを敷いてれば
バウンドせず真ん中辺りにドンピシャに脚がズブッと白いマットを
埋まっていたのではないか。
女子の器械運動(新谷鈴子著)と言う中高生女子の器械運動の実技本
の平均台運動の下り方は全てセーフティーマットに下りているが、踏みつけた
時にマットがV字形に捲れ上がっているし、広江さんの下り方に似ている
側転系2つの下り方(内1つは広江さんの下り方と同じ)はセーフティーマットが
脚に突き刺さるようにめり込んでいた。
模範演技の前に着地箇所のマットの出しっぱなしだった耳を入れさせるなど
して直させているから完全にセーフティーを敷く気はなかったんでしょう。
敷くつもりであれば耳を入れさせて直させないで上に重ねて敷くはず。
実際平均台横の2枚のマットは広江さんのやる時から全部耳は入れてあったようですし。
学研教育ビデオ平均台運動の着地も金山さんら同様膝を使いながら抑えています。
冒頭の実演でいきなり広江さんと同じセーフティーマットを使わずに
ロンダードで下りる子がいますが、折り曲げて重ね合わせた体操マット自体が
柔らかいタイプなのか体育教室のよりめり込んでますし、折り曲げたマットの
下にもう1枚敷いてたようにもみえます。
跳び下り系の下り方の実演でも同様に見えました。
ただここのロンダード下りでは斜め後ろ気味のアングルになっていて、
マットが見えないようにポーズしてるところだけを斜めから撮ってるので
恐らくセーフティーを敷いたんではないかと。
by mu (2013-08-14 05:11) 

Sei

ルーザーさん
詳しいご意見をありがとうございます。

平均台運動で、何故セーフティーマットが敷かれなかったかについて。
「跳び箱と同じ時間に練習していたからマットが無く、あの形で徐々に馴らして行った」
ことは、確かに考えられるかもしれません。
しかし、本番の撮影の時にセーフティーマットを敷く方がより安全ですし、そもそも習熟途中の怪我をしやすい段階の方がよりセーフティーマットを必要とするはず、・・・などと考えると、隘路に入ってしまいます。

当時の撮影記録が雑誌「放送教育」1980年4月号に載っていて、それによると「冬の撮影ということで、特に安全に配慮した」というような記述が見られます。ただ、そのように書かれていながらも、跳び箱運動の時はなかった絆創膏が平均台運動の時は膝に貼ってある生徒さんがいたり、「安全面の配慮が及ばなかった」と思われる部分も散見します。
高い平均台の演技で、セーフティーマットを敷かなかったことが反省点として残った可能性はあるかもしれません。

by Sei (2013-08-14 06:57) 

Sei

muさん

ジムシューズのご教示ありがとうございます。当方はトゥシューズとの違いを認識していませんでした。

セーフティーマットについての私の見解(といっても結論が曖昧ですが)については、ルーザーさんへのコメントの中に書いたとおりですが、いずれにせよ薄くて硬い一枚物のマット上への着地は、かなり足に負担がかかったことは事実と思われますね。
by Sei (2013-08-14 07:01) 

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